四国一の長さを誇る四万十川の中流域に位置するのが四万十町です。人口はおよそ1.6万人。
山、川、海の自然に囲まれた地域でその恩恵を受けている四万十町では、お米や野菜、四万十川の伏流水で育てたうなぎや四万十ポークなど、多くの特産品があります。
高知県西部に位置し四万十川流域の漁網を使用する淡水漁業が盛んです。四万十町の名前の由来の四万十川ですが文字どおり四万余りの支流をもっているという説や、アイヌ語の「シ・マムタ」(はなはだ美しい)からきたという説があります。
養豚や酪農、肉用牛、養鶏をはじめとした畜産も盛んです。
特に四万十ポークは、きめ細かいきれいな赤身の肉質で、脂の旨味が美味しいと評判の豚肉です。それぞれの養豚家が試行錯誤した結果、豚本来の甘みと肉質をより引きだすことに成功した豚肉です。
四万十川が流れる四万十町は標高230メートルに位置しており、昼夜の温度差が大きいことから果物や野菜などが美味しく育つといわれ、また県内有数の米どころでもあります。特に、四万十町窪川地域で栽培されている仁井田米は、味・香り・食感のどれをとっても素晴らしく、高知県内ではもちろん全国にもその名を広めつつあるブランド米となっています。
山、川が四万十町のイメージですが志和や興津といった太平洋に面した港を持つのも四万十町です。
興津、志和の磯は高知県下でも有数の磯釣りポイントです。伊勢海老、アジ、太刀魚、鯖、カンパチ、シイラ、メジナ、ブリや鯛なども水揚げされ日本全国に届られています。
四万十町は海、山、川に恵まれているため非常に食が豊かなところでその素材はどれも素晴らしく、美味しいものが多い食の町です。